Mac Ports を利用できるようにする

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Mac Ports をインストールする

Mac OS X 用のパッケージマネージャーとして Mac Ports というものがあることを知りました。

これを利用することで、さまざまなソフトウェアパッケージを手軽に導入することができるようになるようです。

今回は Subversion という版管理ソフトウェアを Mac OS X にインストールしようと思って調べていたら、この Mac Ports という存在を使ってインストールする方法があるようでしたので、今回はこれを利用できる環境を Mac OS X 10.6.5 上に整えてみたいと思います。

 

Mac Ports を利用するに当たり、Xcode という開発環境が必要になるそうです。

今回の自分の環境では以前に Xcode 3.2.4 がインストールされていましたが、まだインストールしていない場合には http://developer.apple.com/jp/ からダウンロードして、インストールをしておきます。

 

Xcode の準備ができたら、続いて Mac Ports のダウンロードを行います。

こちらは、平成 22 年 11 月 21 日現在、http://www.macports.org/install.php からダウンロードできるようになっていましたので、ここから、システム環境にあった "dmg" ディスクイメージをダウンロードすることになります。

今回は Mac OS 10.6 Snow Leopard でしたので、Snow Leopard 用の dmg ディスクイメージをダウンロードしました。

"MacPorts-1.9.2-10.6-ShowLeopard.dmg" がダウンロードされてマウントされると、自動的に "MacPorts-1.9.2 のインストール" が始まりました。そして手順に従ってインストールを進めて行ったところ、最後に "Installer が予期しない理由で終了しました。" と表示されてしまいました。

もう一度、ディスクイメージのマウントからやり直してみたところ、今度は "インストールは成功しました。" となったので、どうやら今度はうまくいったようです。

 

Mac Ports のインストールが完了したら、ターミナルを起動して、次のコマンドを実行します。

sudo port -v selfupdate
sudo port -v sync

もし Mac Ports をインストールしても "port not found" となってしまう場合には、いったんターミナルを閉じてから、もういちど開きなおすとうまく行くかもしれません。

また、途中でパスワードを聞かれた場合は、Mac OS X でシステム設定を調整するときのパスワードを入力すれば大丈夫です。

 

そのような感じで上記のコマンドを実行すれば、Mac Ports の状態を最新の状態に更新されて、これで Mac Ports を利用する準備が整いました。

今回は Subversion のインストールのために、この Mac Ports をインストールしましたが、これを使って実際に Subversion をインストールしたときのお話については EZ-NET: Xcode + Subversion でソースコードの版管理を行う の方で触れてみたいと思います。