シェルスクリプトの書き方と実行の仕方 - Linux シェルスクリプトプログラミング

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シェルスクリプトの書き方と実行の仕方

Linux シェルスクリプトは、テキストファイル形式で作成します。

 内容は、通常の Linux コマンドラインで実行するような内容を一括して記載したような感じになります。

 

たとえば、変数 VALUE に 10 を代入して、それに 5 を足した結果を ANSWER に代入して、それを画面に表示するといったシェルスクリプトは、次のような感じになります。

VALUE=10

ANSWER=$((VALUE + 5))

echo $ANSWER

これをたとえば "sample.sh" というファイル名で保存した場合、このシェルスクリプトは、次のようにして実行できます。

sh sample.sh

このようにすることで、"sample.sh" ファイルに記載された内容を、シェル "sh" を使用して、実行することができました。

 

Linux の場合、このように "sh" コマンドの引数としてスクリプトファイルを渡さなくても、シェルスクリプトをあたかもひとつのプログラムかのように実行することができるようになっています。

スクリプトファイルを直接実行できるようにするためには、まずは冒頭に "#!/bin/sh" という記載を追加します。

#!/bin/sh

 

VALUE=10

ANSWER=$((VALUE + 5))

echo $ANSWER

このように、最初の 1 行目に "#!" から始まる行を記載すると、このファイルを直接実行したときに、このファイルを渡すスクリプトエンジンを指定することができます。

今回は /bin/sh を指定していますが、/bin/bash や /bin/tcsh、/usr/bin/perl など、システムに存在するスクリプトエンジンならなんでも指定可能です。

スクリプトエンジンを最初の行で指定したら、次のようにして、スクリプトファイルに実行権限を付加します。

chmod +x sample.sh

このようにすることで、あとは通常のコマンドと同じように、次のようにしてスクリプトファイルを実行することができるようになります。

./sample.sh

 


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